有機EL照明とは

■なぜ有機EL?

oledイメージ画像

製品や部品の品質をチェックする目視検査では、
人間の目を使って行うという特性から、下記の様な点でお悩みの方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

  • 既存の照明ではワークからの照り返しが強くて見づらい
  • 眩しさで目が疲れる
  • 不良の見逃しが減らない
  • 過酷な作業故に人が定着しづらい

上記項目が1つでも当てはまった方は、有機EL搭載製品を導入するメリットがあると言えるでしょう。
一般的に指向性の強い点光源であるLEDは、メッキ物等の反射性の高い金属に光を照射した際に、強い反射光を発生させます。
これが主な目の疲労負担の原因になる為、拡散性の強い面光源である有機EL照明を使用する事で改善が期待出来ます。

■有機ELの主な特徴

面発光
濃い影や、影が何重にも重なってできるマルチシャドウをつくらないため、影のちらつきによる見づらさを軽減します。

低反射
面光源の有機EL照明(OLED)は、広く拡散された光がワークに届くため、反射強度は小さくなり目の疲れを軽減します。
また、眩しさを感じにくくなるため、手元が見やすくなり、作業性UPに貢献します。
有機EL,LEDの比較
低ブルーライト
有機EL照明(OLED)は、ブルーライト領域の波長が抑えられています。夜間作業でも生体リズムに影響を及ぼしにくい照明です。
ブルーライトの放出量グラフ

■有機EL照明を搭載した製品ラインナップ
有機EL検査照明 EL270F

有機ELパネルを2枚装備し、広範囲を照射することが可能です。アームには照明拡大鏡で培った丈夫で振動の少ないステンレス製角パイプを使用しています。 また、ジョイント部分は全方向に柔軟で最適なポジションをキープします。

有機EL棚下照明 TE270

ワークへ照射する光は上からがベストとは限りません。条件によってはサイドから光を当てる事で良く見えたり、 平行に光を当てる事で違う見え方をする場合もあります。 また、距離によっても効果に変化が生まれます。 TE270シリーズは光とワークとの位置関係を柔軟に配置することができる自由な商品です。

有機EL照明拡大鏡 OLIGHT6

光源の有機ELパネルの角度を0°から90°の範囲で自由に変えることができ、ワークへ最適な角度で照射することが可能です。 また、従来の照明拡大鏡のようにレンズと光源の位置関係が一定で照射角度を変えようとすると、レンズの位置も変わってしまうということも解消されます。

■まとめ

有機ELは上記の通り、目視検査の様々な課題解決に有効な新時代の光源ですが、全ての対象物に有効というわけではなく、
検査する対象物、環境によって優位性が異なります。
オーツカ光学では各種製品デモ機の用意が御座いますので、是非お客様の現場で製品トライアルをして頂ければと存じます。
各種製品デモ機のお申込みはこちらからどうぞ。

ページ上部へ戻る