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12.82022
社長ブログ:親子の夏は終わらない。全国大会に連れて行ってくれること夢見て
一年前に長男のわんぱく相撲で優勝した話を書いたときは、多くの反響をいただきました。
親バカの報告ですが、わんぱく相撲大会では、都大会で準々決勝までいき、
結果はベスト8小結でした。全国大会へは行くことができませんでした。
小学生相撲の年内最後の相撲大会があと一つありまして、相撲協会所属選手のみが参加できる大会です。
運もあり、繰り上がりで見事関東ブロック大会に行けることになりました。親子の夏はまだ続くことに喜びを禁じえません。
長男の相撲スタイルは、「左前四つ、押し相撲」しかしません。というかこれしかできません。
一切の投げ技をしません。理由は「投げ技のタイミングがわからないし、投げ技をするのはやりたくない」ということだそうです。
言いたいことはたくさんあったのですが、ここで何かを言っても何も聞かないだろうし、
ここは我慢して、「お前がそうしたいなら、左前四つ相撲を追求しなさい」と私もアドバイスしました。
実は、長男は道場でもあまり強くはありません。弱いのになぜか、大会では強い子が負けて、
長男が大会などで入賞したり優勝できたりします。
これはバカみたいに「左前四つ相撲」にこだわった結果だと確信しています。
「弱い力士に必ず勝って、強い力士に必ず負ける男」と道場では先生に言われています。
これは褒め言葉のようにきこえませんが、実は褒め言葉であります。必ず勝つ人に必ず勝つ取りこぼしが少ないという意味です。
まずは、自分の強みを生かし「自分のスタイルを確立した」ことで長男は成長をしました。
なにか、仕事にも通じることがあるじゃないかと思いませんか?
ついつい「ああしろこうしろ」ってアドバイスしすぎると、社員も成長しないように思います。
愛情をもって熱心にアドバイスしていることが実は成長を止めているってことはよくあります。
何か得意なことを伸ばしてあげてまず自信をつけさせることが大切だと思います。
私もなんでこんなことができないだと叱り、何人もの社員をつぶしてきた経験があります。
私もその経験から長男には言わないように頑張ってきました。
さて、ある日突然。長男が急に「パパ、出し投げの練習に付き合って」と言い出しました。
関東ブロック大会に向けて、何かをしないと勝てないという危機感というか使命感がわいてきたのだと思います。
関東ブロックになると、小学校五年でも100キロ級の力士はたくさんいます。
絶対に、押し相撲だけは勝てるわけがありました。実は長男は小学五年にしては恵まれた体ですが、全国クラスの力士には通用しません。
つまり出し投げや投げ技をしない限り勝ち目は100%ありえないです。
そして私と練習を繰り返しました。こんな中年のおっさんが子供にやってあげられることはこれくらいしかありません。
中年の体にムチを打ち、近くの公園で練習に付き合いました。
しかし、道場の稽古では全く「出し投げ」をやらず、一体どうなっているのか不安な気持ちでした。言いたいことを我慢して一生懸命に見守ってきました。
そして、今月の初旬くらいに今で一回しか勝ったことのない道場の仲間の稽古で、ついに「出し投げ」をつかい、見事に勝ちました。
私はその日は実際に見ることができなかったのですが、私が帰宅し、「パパ出し投げで勝ったよ、出し投げできるようになったよ。
パパ、ソフトを買って、ベイブレードを買って」の喜びが止まらない。
自分で思い立ったことでやらないといけないと思ったこと「出し投げ」をできるようになったことが、
子供はとてもうれしいだと思います。「出来なかったことが出来るようになる」これが成長です。
子供は素直だからそれを言葉にだして表現する、笑顔で抱きついてくる姿を見ると、自分も目頭が熱くなり、目をウルウルさせながら長男と喜びました。
私が「出し投げをしろ」といって一方的にやらせていたら、それなりの成果はあったかもしれませんが、自分からやらないといけないと
思ったことを自ら行動し、成功したこと圧倒的に成果があります。
もうすぐ48歳になりますが、自分ができなかったことができるようになったことを、これだけ喜べることができるかとても疑問であり、
また鬱陶しく思い新し事を受け入れずチャレンジせずいるだろうと思います。また一つ、長男の相撲で感じたことがあり書かせていただきました。
今週末の大会で、長男が「左四つ押し、+出し投げ」で全国大会へ連れて行ってくれることを夢見て、応援してまいります。
最後までご一読ありがとうございました。
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